声優・芸人・役者・ミュージシャン・タレント・アイドルの中でも特に声優が難しいと感じるタクです。
今回はその理由に関するお話し。

他のジャンルよりも仕事が少ない

声優って、他の芸能関係の仕事と比べると、仕事の総数が少ない。
声優の仕事のメインとなるのは、アニメや洋画のアテレコ、バラエティやクイズ番組のナレーションなど、テレビ関連の仕事が多い。

で、テレビ関連の仕事は数が多くなく、もっとも勝ち取るのが難しいジャンルですからね。
例えば、これが芸人・タレント・アイドルであれば、ここに営業が入ってくる。

さらに、ミュージシャン・芸人・アイドルはライブという仕事もありますからね。
もちろん、声優も最近はこういった仕事も積極的に行うようになりましたが、これが行えるのはほぼある程度売れた人だけ。

逆にミュージシャン・芸人・アイドルは、売れていなくても事務所ライブやインディーズのライブになら出れます。
これで稼ぐことはほぼ出来ませんが、そのライブで認めれてチャンスを掴むことがよくあります。

声優にはこういった売れる前のチャンスがなく、ほぼオーディションか養成所で認められるぐらいしかないのですよね。
また、声優以外はYouTubeなどのネットや地方で活動してチャンスを掴む人もいますが、声優はほぼネットなしの東京一極集中。

王道的な方法で苛烈な東京での競争を勝ち抜く以外になれる方法はほぼないのです。

なのに、ライバルは業界一多い

仕事は多くなく、なるのも難しい。
なのに、声優はライバルが異常に多い。

多分、声優は芸能界の中でも一番目指している人が多い職業ではないでしょうか。
なぜなら、僕も通った『代々木アニメーション学院』などの専門学校が全国にある。

これに加えて、こちらも僕が代アニの後に通った『日本ナレーション演技研究所』などの養成所も全国にある。

そして、これら専門学校や養成所に毎年のように志望者が入ってきているわけですから。
もちろん、芸人やアイドルなどにも養成所はありますが、ここまで専門学校も養成所も数が多いのは声優ぐらい。

これだけ志望者が多いのは、外から見ると声優が一番なれそうなイメージがあるからだと思うのですよね。
芸人・ミュージシャン・アイドルと比べると一般的な知名度は低いので、目指す数が少ないと勘違いしている人が多い(実はトップクラスに多い)

さらに、顔出ししなくてもいいので、ルックスは関係ない&人前に出るのは苦手でも大丈夫と勘違いしている人も多い(実はこちらも関係ある)

これら全部、僕が勘違いしていたことです(笑)
甘い考えで声優を目指しているのなら、今すぐ方針転換することをおすすめします。

他の業界以上に一部の売れっ子が仕事をほぼ独占

さらに、熾烈な競争を勝ち抜いて声優としてデビュー出来ても安心できない。
次はすでに売れている人との競争に勝ち抜かないといけませんからね。

そして、声優はこの競争も激しいのです。
なぜなら、一部の売れっ子がほぼ仕事を独占しているから。

アニメファンなら分かると思いますが、声優は1クールに一人が何作品も出るのが普通ですからね。
1年を振り返ってみると、ほぼ決まったメンバーだけで役を回していたなんてことも珍しくありません。

同じクールに何本も主要キャラを演じるのは声優ぐらいでしょう。
声優に近い役者でも、主要キャラだとだいたい1クール1作品ですからね。

他のジャンルだと、同じ人ばかり出ているとあきられる&同時間に同じ人が2番組に出れない(二重出演)といった制約がありますが、顔出ししない声優にはそんなものはありません。

新人であれば、こういった売れっ子を押しのけて役を掴み取らないといけないのです。

年齢が上がるとさらに競争率も上がる

デビュー後の競争にも勝ち残り、安定して仕事ができるようになっても安心できません。
というのも、年齢が上がるとさらに競争率が上がるから。

アニメは実写の映画やドラマと違い、年齢層が高いキャラが少ない。
さらに、顔出ししない声優は役者よりも演じられるキャラの幅が広い。

そのため、現在も生き残っているベテラン声優は、10代~60代以上のキャラまで幅広く演じている人も珍しくありません。
こちらも顔出ししない声優ならではの特徴ですね。

意識してチェックしてみると分かりますが、30代以上のキャラはだいたい何人かのベテラン声優が演じていますから。
ここに入り込めれば仕事は安泰ですが、その枠は若手以上に少ないのが現状。

20代の頃はよく見たのに、30代後半辺りから全然名前を見なくなった声優も多いですからね。

なのに、収入は一番少ない

プロになるもの、プロとして続けるのも難しい声優ですが、収入は芸能界の中でも一番安い職業です。

他のジャンルの職業は、売れっ子になれば何千万・何億と稼ぐ人もいますが、声優は売れっ子になってもせいぜい年収1000万円ぐらいが関の山。
ベテランでも年収1億円を稼いでいる人はもしかしたらいないのではないでしょうか?

ギャラについては、以下の『声優の病気や体調不良が多い理由』でもまとめています。

芸人やミュージシャンであれば、1発屋であってもその時は年収3000万円や1億円を達成している人もいますからね。
ミュージシャンは歌やカラオケなどの印税でその後もちょこちょこ稼げたりしますからね。

声優ではこういったパターンはほぼなし。
なので、1発当てれば、あとはなんとか生活できるといったパターンも期待できません。

声優は決してお金目的で選ばない方がいい職業。
目指すならそれでも問題ない!という強い意志と、ダメだったらキッパリと諦めれる切り換えの早さも大事です(ほぼ20代で勝負が決まる)