僕が入所した1998年の体験談のため、現在のシステム・運用方針の違いがあります。
現在のシステム・運用方針などは公式サイトや資料請求などを行い確認してください。

僕が入所した時の状況

日本ナレーション演技研究所について。

僕が日本ナレーション演技研究所(日ナレ)に入所したのは1998年。

代々木アニメーション学院(代アニ)福岡校でオーディションを受け、卒業してからそのまま上京し入所しました

入った学科は一番下の基礎科。

1年間代アニでレッスンしたのに合格したのが誰でも入れる基礎科というのが・・・。
それでもなぜか根拠のない自信を持っていたのは10代という年齢の影響でしょうか(汗)

ちなみにクラスは週1回クラス。
今では週2や週3クラスもあるみたいですが、僕が入所した当時はなかったような(僕が知らなかっただけかもしれませんが)

僕は代アニで入所オーディションを受けましたが、普通の入所申込書を提出し、日ナレでオーディションを受ける形となります。

日本ナレーション演技研究所の概要

  • 週1~3のクラス
  • 通いやすい曜日、時間帯がある程度選べる
  • 1回のレッスンは3時間
  • 実力別で基礎科(初級)・本科(中級)・研修科(上級)に振り分けられる
  • 基礎科は演技未経験でも入れる
  • 年に1度進級審査が行われる
  • 各科とも在籍期間は原則として2年以内(2年を過ぎるとクビ)
  • 学費は入所金10万円、年間受講料20万~50万円(週レッスンが多いほど上がる)
  • 次の年も通うなら年間受講料はまた必要
  • 養成所があるのは東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・神戸・名古屋のみ

日本ナレーション演技研究所(日ナレ)の概要をまとめると以上の通り。
専門学校である代々木アニメーション学院(代アニ)と比べると学費は安いですね。

とはいえ、代アニは週5日が基本なのでレッスンの回数も少ないですが。
そして、全国に展開する代アニと違い、日ナレは都市部にしか展開していないため、地方の人が通いづらいというネックもありますね。

また、入るのにオーディションがあるという点も専門学校とは違う養成所ならではですね。

このオーディションの結果により、基礎科(初級)・本科(中級)・研修科(上級)と実力別に振り分けられます。
一度振り分けられると進級審査は1年後になるため、このオーディションは重要。

とはいえ、基礎科・本科の時点でも所属になうるケースも多々あるため、最初のオーディションで全てが決まるというわけではありません
どの科に振り分けられたとしても、まずは数年全力でレッスンに取り組んでみましょう!

数年もしっかりとレッスンすれば、自分の才能のある・なしは分かると思います。
どんなことでもそうですが、ある程度みっちりやって成果が出ない場合は、才能がないとあきらめて次の夢に向かうのも一つの手。

第1志望の夢以外は幸せになれない!なんてことはありませんから。

どんなレッスンをするのか?

日本ナレーション演技研究所(日ナレ)のレッスン内容は学科によって変わってきます。
僕が在籍していた基礎科はその名の通り、ストレッチ・発声・滑舌・腹式呼吸・朗読・セリフ・エチュード・基礎演技など、まずは基本的な地力を底上げするためのレッスンをメインに行っていました。

本科と研修科は在籍していた友達に聞いた内容ですが、どちらも本格的な演技指導が中心となるみたいです。
本科では舞台台本を使った演技レッスンなどが中心

研修科ではそこにアフレコ実習などを加えた声優としてのレッスンが加わってくるみたいです。

これは代々木アニメーション学院(代アニ)でもよく言われたことですが、声の演技をするためには普通の演技が出来ないと無理なため、まずはそこから身に付けさせるためにこういったレッスン内容になっているのでしょうね。

卒業後の進路

日本ナレーション演技研究所(日ナレ)は養成所なので、卒業という言葉は適切ではないかもしれませんね。
基本は所内オーディションが行われ、それに合格した人がグループプロダクションの所属や預かりになる仕組みです。

僕らの時代は年1回、それも研修科しかこの所内オーディションを受けることができませんでしたが、公式サイトを見る限り今ではそうではないみたいですね。

また、日ナレ在籍時に実績を出せば、それが元で事務所所属になるパターンもあります。

日ナレではありませんが、代々木アニメーション学院(代アニ)の同期で今も声優と活躍している人の一人に、この養成所時代に実績を出して事務所所属になったパターンの人がいました。

声優になるためにはレッスンで実力を磨くのはもちろん、こういったチャンスを掴み取る力・そういった場に立つために自分をうまくアピールするプロデュース力もあった方がいいのは間違いありません。

日本ナレーション演技研究所のメリット・デメリット

日本ナレーション演技研究所(日ナレ)のデメリットは週5のレッスンがある専門学校よりも最大レッスン回数が少なく、養成所が都市部の限られたところにしかないという点。
学生などで自由に住居を移せない人の場合、まず物理的に通うことができませんからね。

また、週3クラスがあるとはいえ、週5でレッスンが受けられる代々木アニメーション学院(代アニ)などの専門学校と比べると回数が少なくなります。

ただ、最大レッスン回数が少ないとはいえ、日ナレには専門学校にないメリットがあります。
その日ナレの最大のメリットは声優事務所付属の声優養成所という点。

これが声優事務所と繋がりがない代アニなどの専門学校などとの最大の違いですね。
専門学校に行った場合、ほとんどの人はもう一度養成所に通う必要がありますから。

大きなオーディションなどで結果を出せばいきなり声優事務所所属になるケースもありますが、こういったパターンはかなり稀。
さらに、こういった人は学生時代に演劇部に入っていたなどの経験者が多く、全くの素人がいきなり事務所所属になったパターンは少ないです。

声優になるには、日ナレなどの養成所から事務所所属になるパターンが王道。
専門学校⇒養成所と二重にお金と時間を費やすぐらいなら、全くの素人でもまずは日ナレの基礎科に行った方が声優への近道でしょう(金銭的にも安く済みますし)

また、演技に自信があってもなくても、まずはみっちりとレッスンを受けた方がいいですね。
何事もそうですが、最初のうちはとにかく経験を積むことが大事ですから。

週1クラスよりも週3クラスの方がその経験を積む機会が多くなるのでおすすめ
レッスン回数が少ないと、それだけ講師と会う機会も少なく、なかなか質問なども行えませんからね。

どんな人でも本気で声優を目指すのなら、可能であれば週3回クラスに通った方がいいと思います。
多くレッスンが行えるのはもちろん、プロの講師と触れ合う機会が増えるのも貴重な経験となりますから。

僕のその後の声優人生

ちなみに僕は日本ナレーション演技研究所(日ナレ)基礎科に1年通い、本科への進級審査に落ちたところで退所しました。
その後、別の養成所に移り、そこでなぜか芸人としてその事務所に所属することになりました(笑)