北九州市出身で現在は福岡市に住んでいるタクです。
今回はその北九州市と福岡市の人口変化に関するお話し。

人口増えまくりの福岡市、人口減りまくりの北九州市

上の表は、2005年から2015年の政令指定都市:全20市の人口変化数。
これによると、福岡市は川崎市に次いで第2位の人口増、逆に北九州市は人口が減っていて全20市中20位のワースト1。

完全に明暗が分かれましたね(昔は北九州市の方が栄えていたのに)
しかも、福岡市の人口流入のメインは10代後半から20代前半の若者世代。

若者が集まる街は活気が出る!
福岡市はこれからどんどん発展していきそうです。

逆に北九州市はこういった世代がどんどん外に出て行っている。
僕もそうでしたが、大学・就職(僕は声優を目指して東京にでしたが)で北九州市を出て行くという人が多いのですよね。

しかも、今は北九州市から出て東京に行く!というよりも同じ県内の福岡市に行く人の方が多いのでは?という勢い。
同じ県で同じ政令指定都市なのになぜこんなに明暗が分かれたのか?

次からはそこに迫っていきます。

福岡市の勝因と北九州市の敗因

古い話になりますが、北九州市が栄えたのは八幡製鐵所など、製造業が絶好調だった高度成長期の時代(1966年~1972年)
で、産業構造の変化により、その時代の流れについていけなかった。

逆に福岡市はもともと商業都市として発展してきましたが、それを現在はサービス業(ITも含む)にうまく移してさらに発展しました。
また、情報通信産業で福岡市に拠点を置く会社も増え、福岡市内の総生産のうち約9割がサービス業となっています。

北九州市と違い、福岡市は完全に時代の流れに乗りましたね。
さらに、北九州市と福岡市では政策の違いも大きい。

北九州市はベテラン市長が長期政権を築く形が今のところ定着しており(若い候補が出ても毎回落選する)、その人達がお年寄りに優しい保守的政策を中心に行っています。
最近ではシニア移住に力を入れ、日本中の高齢者を集めて『日本一の高齢化都市』を目指すとか。

こうなると北九州市の税金だけではカバーできないため、国に頼ると言っていますが、国に頼れなくなったらどうするんでしょうね?
国だって借金を抱えている状態でそれほど体力はありません。

知らない人もいるかもしれませんが、保険料は全国同じではありません。
自治体によって違うのですが、当然お年寄りが多い市は高くなる傾向にあります(税金を払う人数が少なく支える人数が増えるので)

日本中の高齢者を集めて国が助けられないとなったらどうするつもりなのか・・・。
また、仮にこれがうまくいったとしても老人ばかりの街に若者が済みたいとは普通は考えないでしょうしね。

逆に福岡市は、2010年から市長になった高島宗一郎さんはまだ42歳(2016年時点)
福岡市は攻めの姿勢で、福岡市が国家戦略特区として認定されるなど、情報通信産業を中心に積極的に誘致。

それがハマり、現在の若者が集まるこの状態に結びついたわけです。
お年寄りに目を向けた北九州市と若者に目を向けた福岡市、人口変化の原因は一目瞭然。

これから住むなら普通は福岡市だけど・・・。

ということで、お年寄り以外がこれから住むなら完全に福岡市!・・・普通なら。
人が集まるところに住めば、幸せになれるとは限りませんからね。

それなら東京に住んでいる人はみんな幸せなはずですから。
人が集まるということはチャンスも多いけど、ライバルも多いということ。

つまり、競争も激しくなるということを忘れてはいけません。
逆に人が集まらない場所はまだ誰も気付いていない、もしくは気付いている人が少ない大きなチャンスが眠っている場合もあります(もちろん、無い場合もありますが)

ビジネスで大きく稼ぎたいなら、人がやっていない逆張りのポジションを取るというのは基本。
人口減が激しい敢えて北九州市に住む、ビジネスを行うには十分アリな選択です。

ではではまた。