フリーランス初期は、仕事で効率を求め過ぎてジリ貧になったスヤマタクジです。
今回はその時の反省と気付いたことに関するお話し。

仕事で効率を求め過ぎると本当の意味での最適化ができない

仕事は効率的に、合理的に。
よくあるビジネス書なんかでも言われていることです。

これは一見正解のように思えますが、やってみるとそうでもないことに気付きます。
最初はこれで成果が出るのですよ。

ただ、そのうちに伸び悩み、さらにその後にジリ貧になります。
『未来に先回りする思考法』という本の中に、広告配信を人間とコンピューター(システム)で競わせるという実験を行なっています。

この実験の結果は、最初は経験を活かした広告選びで人間が圧勝、その後、2ヵ月以上経つとデータを蓄積したコンピューターの自動配信が圧倒するという結果になりました。

コンピューターによる効率化・合理化の勝利かと思いきや、この話しには続きがあります。
そのままコンピューターの圧勝で終わりとならず、その後に再び人間に逆転されてしまうのです。

システム は、過去の行動履歴から、最も成約の確率が高いと想定されるターゲット層のみに絞り、広告を配信していきます。
実は、これを繰り返すと、配信するターゲットの数はどんどん減っていってしまいます。

(中略)

短期的な合理化が、ターゲットと広告の新しい出会いの可能性をなくし、長期の機会損失につながっていたのです。

効率化・合理化を徹底して行い過ぎると、こういったチャンスを潰すことに繋がります。
自分のターゲット層となる部分を狭く深く掘れば最初は成果が上がります。

けれど、それだと横の幅はどんどん狭まり、全体のターゲット層はどんどん減っていきます。
そして、ターゲット層を掘り尽くした後にジリ貧となってしまう。

短期の利益ばかりを追い求めると長期の利益を失う。
長く仕事で成果を挙げ続けたいのなら、長期目線は必ず必要なものです。

未来に先回りする思考法。

人生で効率を求める過ぎると幸せから遠ざかる

効率化・合理化が過ぎるとチャンスを失うのは仕事やビジネスだけではありません。
これは人生全般に共通すること。

例えば、一番よくあるパターンが独立したいけど、会社員の安定収入がなくなるのが怖くて踏み切れないなど。
たしかに短期目線で見れば、会社員の安定収入が魅力に見えます。

ただ、終身雇用の時代と違い、今は会社員になれば一生安泰なんていう時代ではありません。
ネットの登場により社会の移り変わりのスピードは早まり、ロボットやAIの進化により、これからどんどん既存の仕事はなくなっていきますから。

会社自体の売上が落ちてジリ貧になる、最悪リストラなんてこともあります。
逆に独立・フリーランスになったら失敗する可能性もありますが、今以上に成功する確率もあるのですから。

僕自身も会社員時代は月収16万円程度でしたが、フリーランスになって10倍近く収入がアップした時期もあります。

また、お金以外の部分でもそうですね。
人の多さや物価の高さが嫌になって東京から地方に引っ越したいという人は多い。

しかし、収入が落ちるのが嫌でなかなか踏み出せない。
これも完全に短期目線に捉われているパターンです。

たしかに地方に引っ越せば収入は落ちるかもしれません。
でも、人の多さや物価の高さからは確実に開放されます。

お金と環境、長期目線で考えたらどっちがより大事か?
比較するならこれから先の人生の展開も考慮しないと。

また、引っ越すと収入が下がるというのは単純な思い込み。
会社員だと難しいですが、独立。フリーランスならむしろ強敵が多い東京より、地方の方が稼ぎやすいですよ。

短期の合理化・効率化は長期のチャンスを失う

仕事も人生も短期目線の合理化・効率化だけでは長期のチャンスを失う。
多くの人がこの短期目線に捉われ過ぎ。

そして、目先の利益や安定にこだわるあまり、長期的に不満が溜まる選択肢を選んでしまっているのです。
短期の安定を求めて好きでもない仕事にしがみつく。

でも、好きじゃないから続ければ続けるほどにストレスが溜まる。
または、会社が傾いて望んでもいない転職・リストラに遭うことも。

そして、グチを垂れ流す毎日に。
気付けば、50代・60代になって『こんなはずじゃなかった!』と後悔する。

こんな人生を歩みたいですか?
短期目線に捉われ過ぎると、こんな結果になることも決して珍しいことではありません。

常に長期目線も持っておく。
これだけ仕事も人生も選択肢は大きく広がります。