電子書籍用のタブレット選びにさんざん迷ったタクです。
今回はその時に集めた情報を分かりやすくまとめてみました。
この記事の目次
タブレットの大きさは8インチと10インチがおすすめ
電子書籍で漫画などのコミック読むならタブレットの大きさは8インチか10インチがおすすめです。
8インチ以下だとマンガの文字が読みづらく、10インチ以上だと手に持って読みづらいから。
ちなみに小説などの文字だけの電子書籍を読むなら、文字をいくらでも拡大できるのでスマホでも十分対応できますね。
僕は5インチ(Android)と5.5インチ(iPhone)のスマホで試しましたが、特に問題なく2時間ぐらいは普通に読めました。
もちろん、画面サイズが小さいとページめくりの手間がかかるので、タブレットがあるならそっちで読んだ方がいいですが。
小説やビジネス書などのみを読むのであれば、タブレットを購入せずにスマホのみもアリかなと。
8インチと10インチのタブレットの大きさはこんな感じ。
当然ながら10インチの方が一回り大きくなっていますね。
以下ではそれぞれの実際の写真を掲載しながら比較していきます。
ちなみに写真のタブレットは、白色のタブレットが8インチ・黒色のタブレットが10インチです。
通常の縦表示で比較
電子書籍マンガコミックを通常の縦表示で比較するとこんな感じ。
やはり10インチタブレットの大きく見やすいですが、この読み方なら8インチでも小さいとは感じませんね。
具体的には、8インチが少年ジャンプなどのよく見るコミックス(新書版)ぐらいのサイズ、10インチがヤングジャンプなどの一回り大きいタイプのコミックス(B6版)ぐらいのサイズです。
なので、8インチでB6版を見ると紙の本よりも小さく見えますが気になるほどではありません。
見開きで比較
電子書籍マンガコミックを見開きで比較するとこんな感じ。
見開きで見るとやはり10インチの方が断然いいですね。
特にB6版や雑誌などを見開きで見ると、8インチだと迫力不足&文字が読みづらい。
8インチで漫画を読むときは基本は縦読み、見開きページの度に画面を切り換えるか、そのまま縦読みで済ますかですね。
電子書籍では見開きページを縦読みできるようにもなっているので、決してそのまま読むのもナシではありません(僕は切り換えて読む派ですが)
8インチタブレットのメリット&デメリット
8インチタブレットのデメリットは10インチよりも表示サイズが小さいこと。
特にセリフが多く文字が小さい作品は縦読みでも少し読みづらいことがあるのですよね~。
僕は進撃の巨人を読むときは、写真のシーンなどをちょこちょこ拡大して読んでいます。
今のところ、進撃の巨人以外は8インチでも全く拡大せずに読むことはできています。
ちなみに10インチのタブレットやPCであれば、『進撃の巨人』を読むときでも特に文字が読み辛いとは感じません。
8インチタブレットのメリットは10インチよりも軽くコンパクトなこと。
なので、持ちやすく長く読んでも疲れづらいですし、片手で持つこともできます。
僕はこの理由から今のところマンガを読むときのタブレットは8インチをメインに使っています。
今後、10インチタブレットが軽く持ちやすくなればこの状況も変わるかもしれません。
10インチタブレットのメリット&デメリット
10インチタブレットのデメリットは8インチよりも大きく重いこと。
なので、片手持ちで読むのは難しいですし、両手でも長く持っていると手が疲れます。
これが嫌で僕は8インチを最終的にメインに選びました。
逆に10インチタブレットのメリットは8インチよりも大きくて見やすいところ。
見やすさでは完全に10インチに軍配が上がります。
特に見開きが見やすく、迫力が落ちるのと字が少し読みづらいのネックですが、常に見開き状態で読むこともできます。
見開きの魅力で、僕も最初は10インチをメインにしようと思ったほど。
最終的に僕は、10インチでも基本は縦読み派に落ち着き、やはり8インチの方が軽くていいなという結論に至りました。
インチ別でおすすめのタブレット&選び方
以下では、6・7・8・10インチの大きさ別でおすすめのタブレットを紹介しています。
また、タブレット以外のおすすめ端末についても記載しています。
電子書籍向けタブレットの選び方で大事なのは画面の大きさと端末の重さ。
価格重視で選ぶ人も多いですが、価格は後回し。
というのも、タブレットは画面の大きさで電子書籍の見え方が違いますし、大きなタブレットは重いので、それだけ手に持って読みづらくなります(長時間持っていると手が疲れる)
まずは自分が読む本の種類を明確にしましょう!
漫画を中心に読むなら8インチか10インチ、小説やビジネス書など字中心の本しか読まないのなら6インチ以下で十分です。
10インチでおすすめのタブレット
10インチあれば、単行本の漫画はもちろん、ジャンプやマガジンなどの雑誌も読みやすい。
画像のように見開き状態にしてもセリフが読みやすいのが10インチの魅力ですね(8インチだと見開きだと文字が少し読み辛い)
電子書籍で漫画や雑誌をメインに読むなら10インチが理想的。
ただし、画面が大きい分、重いので軽さも求めるなら8インチの方がおすすめです。
10インチタブレットでおすすめなのはASUSのZenPad。
ZenPadシリーズの最大の魅力は価格が安いところ。
低価格の割に性能もiPadの7割程度はあり、電子書籍を読むのはもちろん、普通にネット検索や動画視聴も行えます。
Androidタブレットの中で一番売れているシリーズのだけはあり、コストパフォーマンスが非常に高いですね。
特に10インチタブレットは価格が高いものが多く、その中でも頭一つ抜けた存在。
ちなみにZenPadシリーズは10インチ以外も7インチと8インチがあり、Wi-Fi版以外にもSIMフリー版も展開しています。
価格が安い分、画質や重さなどはiPadやソニーのXperiaなどの高性能タブレットと比べると劣ります。
ただし、画質が良い高性能タブレットはどれもZenPadシリーズの倍以上の価格はしますし、10インチの電子書籍だと画質の差はそこまで感じられない(4K動画やネットの文字などでは感じますが)
また、大きさ的に片手持ちが難しい、両手持ちでも長時間は辛い10インチタブレットなら重さもそこまで気にする必要はありません(基本はスタンドなどに立てて読む)
以上の理由から、10インチはもちろん、どの画面の大きさでも低価格タブレットならASUS(エイスース)のZenPadシリーズをおすすめ。
低価格タブレットのライバルHUAWEI(ファーウェイ)MediaPadシリーズと比較しても価格が若干安く機能が若干高くなっています。
機能性を求めるならやはりiPadが一番ですね(大きさは9.7インチになりますが)
高性能Androidタブレットを買うより価格的にもiPhoneとの連動性などの機能性も断然上です。
8インチでおすすめのタブレット
タブレットを手に持って漫画も読みたいのなら8インチがおすすめ。
8インチなら10インチでは難しいコミックの片手持ちも行えますし、両手持ちなら長時間読んでもそんなに手が疲れません。
ただし、見開きで読むとセリフが読みづらいので、普段は画像のように縦向き片ページ表示で読むのが基本となります。
ちなみに8インチはこの読み方でも文字が小さい作品などは少し読みづらいので注意しましょう(あまりありませんが)
また、7インチだと漫画を読むには僕は無理でしたね。
8インチでおすすめのタブレットはiPad mini(iPad miniは正確には7.9インチですが)
上で紹介したZenPadの倍程度の値段ですが、ZenPadよりも軽くて画質が良いのがその理由です。
10インチよりも画面が小さい8インチだと、画質が良い方がセリフの文字が読みやすい・軽い方が手に持って長時間読みやすい点が重要。
この2点と高機能なタブレットの中ではリーズナブルという点からiPadを選びました。
多少見づらくても重くても構わないのなら8インチのZenPadを、より画質や軽さを求めるのならAppleのiPad miniを選びましょう。
また、iPadは性能も高いため、電子書籍以外にも動画やゲームなどでガンガン使いたいヘビーユーザーにもおすすめですね。
さらにAndroidタブレットよりもOSのバージョンアップが簡単に行えるため、価格を抑えるなら旧型モデルや中古品を買うという選択肢もあります。
8インチサイズの低価格タブレットならこちらもASUSのZenPadシリーズがコスパ最強。
7インチでおすすめのタブレット
7インチはコンパクトで軽いですが、その分、画面が小さいので漫画を読むのには向きません。
なので、7インチタブレットは小説やビジネス書など、文字メインの本を読む人におすすめです。
7インチのタブレットでおすすめなのはFireタブレットとZenPad。
ただし、Fireタブレットは、Amazonユーザーのみにおすすめ。
というのも、FireタブレットはKindleやAmazonプライムを利用するのに特化したタブレットだから。
そのため、普通のタブレットのように利用できないので注意しましょう。
そして、電子書籍ストアもAmazonのKindle一択になってしまいます。
これらが嫌ならZenPadを選びましょう。
とはいえ、一番安いモデルの7インチタイプなら1万円以下、Amazonプライム会員なら限定セールでさらに安くなる激安価格。
7インチのZenPadでも15,000円程度はしますから。
性能は安いだけあってそれなりですが、電子書籍や動画を見る程度ならこれで十分。
ちなみに、Amazonプライム会員(年額3,900円)になると、Fireタブレットが安くなるだけでなく、対象のKindle本が毎月1冊無料ダウンロードできる・お急ぎ便やお届け日時指定便が使い放題・動画見放題・プライムミュージック(100万曲以上が聴き放題)・会員限定先行タイムセールなどの特典が。
Kindleをメインで利用するのはもちろん、Fireタブレットを購入するためだけでもAmazonプライム会員になった方がお得です。
他にも、8インチと10インチのモデルもありますが、10インチは他と比べても価格は安くなく(8インチは安い)・性能もZenPadと比べるとイマイチなため、わざわざ買う価値はありません。
Kindle以外の電子書籍ストアを利用するならZenPadの7インチですね。
ちなみに電子書籍ストアはBookLive!(ブックライブ)やeBookJapan(イーブックジャパン)など、Amazon Kindleよりも優秀なところがいつくかあります。
電子書籍のみならKindle&koboの電子書籍リーダーという選択も
電子書籍リーダーとは、電子書籍のみを読むための端末のこと。
そのため、電子書籍を読む以外には使えませんが、タブレットよりも軽い・紙の本のように読めて目に優しい・電子書籍ストアのアプリをインストールしなくても使えるというメリットがあります。
ただし、カラーには対応していないため、カラー版の単行本やファッション雑誌などを読むのには不向きです。
電子書籍リーダーで一番おすすめなのは、Kindle&kobo電子書籍リーダー。
というより、日本では他の電子書籍リーダーはマイナー過ぎておすすめできません。
それぞれその名の通り、選べる電子書籍ストアはKindleとkoboのみ。
Kindleは一番安いモデルなら8,980円(6インチ)、Amazonプライム会員なら4,980円と格安価格。
また、上位版の『Kindle Paperwhite(6インチ)』には、Wi-Fi + 無料3Gのモデル(19,480円、プライム会員なら15,480円)もあります。
3GとはLTE(4G)の1つ前の電話回線で、このモデルなら3G回線を無料で使って電子書籍のダウンロードが行えます(Wi-Fiモデルは3G回線が使えないので注意)
つまり、これがあればスマホの携帯回線や光ネット回線がなくても電子書籍が利用できるということ。
もちろん、通信料もかかりません。
ネックは、Kindleが電子書籍ストアの中で一番ではないということですね(アプリと決済方法がイマイチ)
他には、『Kindle Oasis(7インチ)』という最上位モデルもあり、こちらはKindleの中では一番画面サイズが大きく、さらに防水タイプという優れもの。
その分、価格は高いですが。
また、ストレージ(容量)を増やしたマンガモデルもありますが、こちらも大きさは6インチと画面の大きさはそのまま。
価格も高いですし、まずは6インチで漫画を読むのにストレスがないかをチェックするべきですね。
kobo電子書籍リーダーはKindleほど安くはありませんが、画面のキレイさ・防水・画面サイズの大きさなど、機能面ではkoboが上。
koboなら6以外にも6.8インチと7.8インチ(ほぼiPad miniと同じ)があるので、漫画でも読みやすいというメリットもあります。
こちらも楽天koboでしか利用できない点がネック。
あとで後悔しないためにも、Kindle・楽天koboどちらを選ぶにしろ、他の電子書籍ストアを比較してから購入するのがベストです。
Kindle・楽天koboなどの電子書籍ストア比較レビューを見る
こんな時はスマホでも十分
文字だけの本をたまに読む程度ならタブレットを購入せず、スマホで済ませてしまうというのも一つの手。
というのも、文字は好きなように拡大できるから。
なので、端末の画面サイズが小さくでも文字が読みづらいという心配はありません。
画像は5.5インチのiPhone 6s Plusで電子書籍を読んだ状態。
僕はこれでも特に問題なく読めていて、タブレットを持ち歩くのが面倒なので移動中はスマホで済ませています。
文字を大きくすると、それだけ1ページに入る文字数が減り、ページめくり作業が増えるというデメリットがありますが、そこまで気になるほどではありません。
最近のスマホはだいたい5インチ以上と大型化が進み、6インチのタブレットとたいして違いがありませんからね。
文字だけの本を読むならスマホだけでも十分に対応できます。
電子書籍は無料本や有料のものでも冒頭は無料で読めるため、まずは実際に読んで試してみましょう!
自分の目で確かめるのが一番ですからね。
ただし、頻繁に本を読む人であれば、スマホの容量の問題もあるため、タブレットなどを購入した方がベター。
容量がいっぱいになる度に消す作業が面倒でなければ、スマホだけでもいいですが。
漫画を読む電子書籍ストア選びも大事
ストレスなくマンガを読むにはタブレットのインチだけでなく、電子書籍ストアも大事です。
というのも、電子書籍ストアによって提供しているアプリが違うから。
そして、このアプリの性能が電子書籍ストアによってけっこう違うのですよね~。
具体的には、ページめくりのスピード・画像のような漫画の見え方・マンガ作品の管理機能の性能に大きな違いがあります。
ストレスなく漫画を読みたいなら、タブレットだけでなく電子書籍ストアにもこだわりましょう。
以下の記事では、大手電子書籍ストアを比較し、一番おすすめなところを紹介しています。
タブレットの通信料を抑える方法
- 格安SIM・スマホを利用する 月額500円程度~
- ネット回線を自宅用Wi-Fiで利用する 月額3,360円~
電子書籍に限らず、タブレットの通信料を抑える主な方法は以上の2つ。
タブレットで電子書籍を読むなら、スマホのテザリング(スマホのネットをタブレットやPCに繋げる機能)を使うか、PCのネット回線を自宅用Wi-Fiとして利用するのが一番。
スマホをメインとするのなら、通話プランでも月額1,200円程度~で済む格安スマホは通信料を抑えるには外せない存在。
通話料は別ですが、僕は1,600円の通話プランで毎月だいたい2,000円程度ですから。
また、外でも本・音楽・動画のダウンロードを頻繁に行うのなら、タブレットに格安SIMを挿す(データプラン月額500円程度~)という方法もあり。
その場合、SIMカードが挿せるタブレットである必要があります。
ちなみに電子書籍はタブレットやスマホにダウンロードしたものなら、ネット環境がなくても読むことはできます。
家に光インターネット回線などがあれば、それを自宅用Wi-Fiとして利用する方法もアリ。
Wi-Fiホームルーター(無線LANルーター)があれば、ネット回線とタブレットを簡単に繋ぐことができます。
光ネット回線でも今はプロバイダ料込みで月額3,360円~で利用できますから。
他にも、光ネット回線を自由に持ち歩けるようなイメージのWiMAXというものもあります。
それぞれについては、以下の記事で詳しく解説しているので参照してください。
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