芸人をやっていたと言うと、すぐに『なんか面白いこと言って!』と言われてイラッとするタクです。
今回はそんな芸人のトークスキルに関するお話し。

芸人のトークの落とし穴

芸人のトークを真似する。
特に面白いことを言いたいと考えている男性に多いですね。

ただ、安易にマネすると人間関係を壊すことにも繋がるので気を付けましょう。
というのも、芸人のトークスキルも当然ながらプロの技だから。

歌手の歌や役者の演技と同じですね。
なので、素人には簡単には真似できないものですが、歌や演技と違い、芸人のトークスキルは簡単にマネできると勘違いしている人が多い。

誰でも日頃からやっている喋りで、そして芸人は特に苦労なく笑いを取っているように見えるから、自分でも出来ると思ってしまうのでしょう。
が、そんなわけはありません(芸人は頭の中で物凄く考えています)

芸人のトークスキルも歌手の歌や役者の演技のように簡単にマネできるものではない。
まずはここをしっかりと認識しましょう。

ボケとツッコミだけでは成立しない

プロでも全員が出来ているわけではない芸人のトークスキル。
これを素人が同じようにするのは無理。

一部、取り入れるぐらいが現実的な路線ですね。
そこで注意点が一つ。

よくやっている人が多いボケやツッコミだけを取り入れるのはやめましょう。
あれが一番危険で、やり過ぎると人間関係で大ケガするリスクが高い行為。

そもそも、笑いってボケとツッコミで成立していると思っている人が多いですが、その前にフリが存在します。
フリ⇒ボケ⇒ツッコミの流れがあって、笑いははじめて成立するのです(一発ギャグなどこの流れに当てはまらないものもありますが)

MCの回し(みんなに話題やボケるチャンスを振る)を含め、芸人はこの流れをみんな協力して行っています。
決して一人でボケたりツッコンだりしているわけではないのですね。

フリがないのにボケたところで笑いが取れないだけでなく、場の雰囲気が壊れることもあるリスキーな行為。
コミュニケーション能力が高い人は、他の人の話しをフリとしてボケることができる人もいますが。

ただ、この場合も相手は振ったつもりはないので、人によっては踏み台にされたと気分を悪くする人もいるでの注意。
ツッコミに関してはボケ以上にリスキーですね。

ボケたつもりがないのにツッコまれても『は?』となることもある(たとえ笑いが取れても)
笑いが取れなければさらに人間関係の危機に陥るリスクが高い。

特に女性の場合、男性以上に過剰に反応する人が多いので注意が必要。
僕も経験があり、ツッコンで笑いは取れたのに、『私そういうの嫌い』『怖くて喋れない』『私ツッコまれるの嫌い』といった反応をする人達もいました。

ボケとツッコミは使いどころと使う相手に注意しないといけません。

本当に覚えたいのはフリと回し

人間関係を円滑にしたくて芸人のトークスキルを覚えたいのなら、ボケやツッコミよりもフリと(MCのような)回しを覚えましょう。

リと回しは笑いだけでなく、人の会話を引き出す効果もあります。
人間、人の話しを聞くより話す方が好きな人が多い。

であれば、こちらがガンガン笑いを取るより、相手に華をもたせる方が向こうも気分はよくなります。
笑いを取るのが好きな人ならガンガン振って笑いを取ってもらい、そうでない人も話題を引き出す。

相手を引き立てるだけではつまらない!と思うのなら、自分もボケたりツッコんだりしてもOK。
相手が気持ち良くなっているなら、こちらも気持ち良くなっても怒ったりはしないはず。

要はこっちだけが一方的に楽しまず(ボケたりツッコんだりするのが必ずしも相手を楽しませるのには繋がらない)、相手も楽しませようということ。
会話でも、Win-Winの関係が大事なのです。

ではではまた。