『未来に先回りする思考法』という本を読んで資本主義の終わりをリアルに感じ始めたタクです。
今回はそんな資本主義の終わりに関するお話し。

『未来に先回りする思考法』という本を読んで

未来に先回りする思考法。

この『未来に先回りする思考法』という本を有名ブロガーである『イケダハヤト』さんという方が【超おすすめ】と紹介していたので購入してみました。

余談ですが、Twitterやブログを見ると様々な有名人がおすすめ本を紹介していますが、たまにこれらを参考に本を買うのもいいですよ。
自分一人では出会えなかった本と出会うことができます。

気になる有名人がいれば、その人の考え方の一部を知ることもできます。
街の本屋ではよくおすすめ本を紹介していますが、ツイッターやブログをその本屋代わりに利用する感覚ですね。

話しを戻すと、この本が想像以上によかったですね。
タイトルの通り、未来を点として捉えるのではなく、線として捉え、長期的目線で予想していくといった内容です。

過去の流れを解説し、そこから未来を予想した内容が書かれていますが、これがなかなか現実味があるなと。
特に情報化進むことで資本主義が終わり、次の時代(本ではとりあえず価値主義と呼んでいます)の予想が興味深かったです。

資本主義の次は価値主義?

今、私たちの社会は情報技術の普及とともに「貨幣」を中心とした資本主義から貨幣換算が難しい「価値」を中心とした社会に移行しつつあります。
ここでは、資本主義の次にやってくる社会を、ひとまず便宜に「価値主義」とでも呼んでおくことにしましょう。

この辺りが一番印象に残りましたね。
情報技術が進んだことで、資本主義の考え方では価値を正しく計測できなくなった。

この本の中にも分かりやすく書かれていますが、例えば貯金が0円でもTwitterのフォロワーが100万人以上いる人など。
こんな人でも資本主義時代の財務諸表で見ても資産0円です。

が、SNSの効果を知っている人ならフォロワー100万人以上の価値も分かるはず。
その100万人に向けてビジネスを宣伝、もしくは今回のようにおすすめ本を紹介するだけでも1回のツイートですぐに数万円~数十万円は稼げます。

しかも、1回限りではなく、その後も何度も利用できるのですから。
物・土地が資産の資本主義ではSNSなどの価値を正しく測ることはできません。

そして、情報技術が進むと、こういった実体がないものがどんどん価値を持っていくのです。
時代に合わせて、主義・思想・システムなども変化が必要。

そう考えると、現時点でも資本主義は対応できなくなっています。

価値主義が進むとあらゆるものが無料に近づく

理論上はネット上に限らず、あらゆるサービスは価格競争の末、無料に近づいていく運命にあります。
無料にすること自体をマーケティングの一部としたり、他のビジネスと複合させトータルで利益を出したと、その方法は様々です。

ネットの世界では無料は珍しくありませんよね。
ネット検索やYouTubeなどの動画、アプリやゲームなども無料で提供しているものが数多くありますから。

技術が進化することにより、これがネット以外でも無料になっていく。
身近なところでは、このブログでも書いたロボットやAI(人工知能)の登場もその一部ですね。

ロボットや人工知能に人間の仕事が奪われると騒いていますが、この本ではもう一つの視点が足りないと指摘しています。
それは、ロボット・人工知能に人間の仕事が代替えされることでコストが下がるということ。

人件費という一番高いコストが削られることで値段が大幅に下がる。
結果、人間の給料が下がったとしても生活コストが下がるのでプラスマイナス0。

さらに、企業の力が増せば、政府ではなく企業主導のベーシックインカムが登場する可能性も書かれています。
ベーシックインカムとは国民全員に生活に必要なお金を配布する仕組みですね。

国民全員が年金をもらうようなもの。
これが実現すれば、そもそも生活のために働く必要がありません。

そうなれば、ロボットやAIに仕事を奪われることを心配する必要もありません。
もちろん、こうすることで企業にもメリットがあり(その内容についても本に書かれています)、税金で費用を確保する政府が行うより実現性は高いでしょうね。

やりたくもない仕事を生活のために嫌々と行う・・・こんなことがいずれなくなっていく。