ライトノベルアニメは、基本的にはアニメが面白かったら原作も読むパターンが多いタクです。
今回はそんなアニメとライトノベルのお話し。


アニメよりも原作ライトノベルの方がおすすめな3選について

ここでは、アニメよりも原作ライトノベルの方が面白かったなと思った作品を3つ紹介しています。
話数や構成、見せ方によって原作の良さが十分に引き出せていないなと感じました。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(通称:俺ガイル)』は、2011年からガガガ文庫(小学館)より刊行され、作者は渡航さん、イラストはぽんかん⑧さん。

アニメは、2013年に第1期『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』が全13話+OVA1話、2015年に第2期『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』が全13話で放送されました。

ジャンルは笑いの要素が強い学園ラブコメ。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の一番の魅力は主人公:比企谷 八幡(ひきがや はちまん)の性格のぼっちの中で磨かれた独特のトークスキル&心の声。

例えば、主人公の最初の登場シーンはこんな長い独白(心の声)から始まります。

青春とは嘘であり、悪である。
青春を謳歌せし者たちは、常に自己と周囲を欺き、自らを取り巻く環境のすべてを肯定的にとらえる。
彼らは青春の二文字の前ならば、どんな一般的な解釈も社会通念も捻じ曲げてみせる。
彼らにかかれば、嘘も秘密も罪咎も失敗さえも青春のスパイスでしかないのだ。
仮に失敗することが青春の証であるならば、友達作りに失敗した人間もまた、青春のど真ん中でなければ、おかしいではないか。しかし、彼らはそれを認めないだろう。
すべては彼らのご都合主義でしかない。
結論を言おう。
青春を楽しむおろか者ども砕け散れ。

なかなかのひねっくれっぷりです!
そして、面白い!!

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』では、こんな主人公の心の声に加え、ヒロインや脇役との絡みでも笑わせてくれます。
個人的に、脇役:材木座 義輝(ざいもくざ よしてる)と一色 いろは(通称:いろはす)のやり取りは絶品ですね。

で、アニメでもこの流れはしっかりと踏襲されています・・・1期のみ。
なぜか、2期になると、作風のテイストや絵柄も変わってしまったのですよね(アニメ制作会社も変わっていますが)

そして、短い話数で原作の流れをしっかりとなぞっていくものだから、ストーリーに直接関係ない部分がガンガン削れられる!
結果、アニメ2期では主人公の心の声やどうでもいいヒロインや脇役とのやり取りがガンガン削られている!!

ここが『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の一番の魅力だというのに!(悔)
特に2期では材木座 義輝の大幅にカットされているのが非常にざんねんでした。

2期から登場する『いろはす』はまだマシですが、原作ライトノベルで面白かったやり取りもちょいちょい削られています。
しっかりと笑いたいなら、アニメより断然ライトノベルの方がおすすめですね。

狼と香辛料

狼と香辛料です。

『狼と香辛料』は、2006年から電撃文庫より全17巻が刊行され、作者は支倉凍砂さん、イラストは文倉十さん。

アニメは、2008年に第1期『狼と香辛料』が全13話、2009年に第2期『狼と香辛料II』が全13話で放送されました。

ジャンルは中世ヨーロッパ風の世界を舞台とした経済ファンタジー。
商人の主人公と狼の化身であるヒロインとの旅を描いています。

ヒロインが狼の化身(しかも巨大な)である少女ということで、ファンタジー要素も随所に登場してきます。
さらに、狼にも少女にも自由に変身できるため、荒事などのそういった部分を活かした展開も。

ただ、一番のメインは商売の部分ですね。
商売をメインとしたライトノベルはもちろん、アニメや漫画もそんなに多くないため、それだけでも貴重な存在。

しかも、その商売の部分のやり取りが面白いのですよね。
アニメでもしっかりとその部分は描いています・・・1期までは!(悪夢再び)

1期では忠実に原作を再現していたのに、2期ではなぜか1巻丸ごと飛ばしちゃったりするほど生き急いじゃうし!
スポーツでは2年目のジンクスなんて言葉がありますが、アニメにも2期のジンクスがあるのかもしれません。

商売の部分を楽しむなら断然ライトノベルの方ですね。
人がどうやって儲けようとしたり、人を騙そうとするかといった赤裸々な部分も描かれていますから。

良くも悪くも現在社会は数字に弱いと損をしやすい時代。
『でも、数字は苦手だし勉強するのも・・・。』という初心者におすすめの作品ですね。

特に田舎から上京しようとしている人には一度読んでみて欲しい。
僕も田舎から上京して大小さまざまなことに騙されたので。

人が多いところでは、人を騙そうとする人と遭遇する確率が田舎より爆発的に増えます。

紅です。

『紅』は、2005年から集英社スーパーダッシュ文庫より刊行され、作者は片山憲太郎さん、イラストは山本ヤマト。

アニメは、2008年に全12話が放送されました。

ストーリーは揉め事処理屋をやっている高校生の主人公の元に、大財閥の御令嬢であるヒロイン(小学生)の護衛の依頼が入ったところから物語が始まります。

紅の世界観はパッと見では現代日本。
主人公もいつもは普通の高校生活を送っていますし。

ただ、そんな普通の生活にこちらも普通にマフィアなどの闇社会が溶け込んでいます。
しかも、警察よりもこういった闇社会の方が強いというトンデモぶり。

普通に生活していても、ちょっとしたキッカケで殺されるといった世界観です。
なのに、一般人の暮らしぶりが現在日本と変わらないのですよね。

僕がこんな世界に住んでいたら基本的に震え上がっていると思うほどなのに。

さらに、なぜか主人公が住んでいるボロアパートでは一切の揉め事禁止(詳しい説明なし)、剣術の達人より剣術は素人だけど刃物の達人の方が圧倒的に強い(フットワークとか刃物と関係なくない?)など、ツッコミどころ満載の設定が様々な場面に登場します。

作者は完全に狙っていますね(さすがにここまで多いのは)
基本シリアスな展開なのに、そのハチャメチャな設定が魅力な作品です。

で、アニメでは目を覆いたくなるような残酷なシーンなど、どう描くのだろう?と期待していたのですが、完全別ストーリーにして一切描かないという予想外の展開に。

アニメでは主人公やヒロインのキャラ設定、最初のストーリーのみ原作準拠で、あとはストーリーは全然違うし、キャラ設定も全く違います。

原作では鬼のように強い人がアニメでは普通の女性だったりしますし・・・。

また、普通アニメはアフレコ(先に作成された画面にタイミングを合わせて台詞を収録する手法)なのですが、なぜか紅ではプレスコ(絵の前に台詞や音楽・歌を先行して収録する手法)という他のアニメとは違う手法を採用。

その影響か、普通のアニメとはなんか動きやセリフの感じが違って違和感があるのですよね~。
これで面白かったら一切文句はないのですが、僕には一切はまらじ!

出来れば、原作を忠実に再現する形でもう一度アニメ化して欲しい作品です。

アニメよりも原作ライトノベルの方がおすすめな3選のまとめ

アニメよりも原作ライトノベルの方がおすすめな3選いかがでしたでしょうか?
3作に共通することは、どれも原作を忠実に再現していない&最後まで描き切っていないということですね。

やはり、ライトノベルを原作をするのなら、基本は原作を忠実に再現して最後まで放送して欲しいところ。
とはいえ、オリジナル要素や内容を飛ばしても面白い作品もあるため、結局は完成度なのかもしれませんが。